GPZ900R カフェレーサーっぽく

GPZ900R 補修ペイントのご依頼承りました。
e0085968_203369.jpg


サーキットでの転倒による補修と追加工です。



追加工箇所は、前回ショートタンク化を図った際からハンドル位置の変更等により
アッパーカウルのカットが足りなくなったので、より広くカットです。


前回の画像
e0085968_2034069.jpg


画像は弊社のブログから拾ってきましたが、如何せん作品は羅列というか、だだ流しというか、ファイル分け出来てないので、自社のブログながらグーグルせんせいに頼って見つけるという残念な事態、、。ご指摘頂く事もあり、いずれ見易いように、、、。早いもんですね、開業10年になりました。さて、10年分どうするか、(汗)





転倒によりダメージは結構有りました。
今後のGPZ-Rライフはレーシングユースがメインになりそうな900Rです。
どうせあちこち補修するなら折角なのでカフェレーサー風にしよう!という事で、
フロントカウルのカットのみならずシートも加工することになりました。


そこで、サンプルとして真横の画像を送付頂きました。
こちらを使い加工後のイメージを作っていきます。
e0085968_204885.jpg





テーマはカフェレーサー。
過去先人達が挑んだ、GPZ-Rの造形を崩すという挑戦です。
本当は、自分の愛車でしてみたいんですよね。
脳内で妄想していた事にもチャレンジです。

まずは、フロントカウルのカットラインのイメージです。
e0085968_2045892.jpg


このカットラインも、GPZ-R乗りならご理解頂けるかと思うのですが、
いわばタブーに手を出してみました。

タンクに重なる箇所・インナーカウルのネジ留めの箇所からカットラインを斜めにしてみました。

こうすると、タンクの前側がチラリと見えてしまう事になり、
アッパーとタンクが平面で繋がるようになっている折角の造形を崩してしまうんですよね。
でも、してみたかったんです。




カウルステーはノーマルを使用です。横からみてステーが見えないようにカットしました。
e0085968_2061743.jpg






一部だけカットすると、私にはいびつさを感じてしまいますので、ミラーの付け根辺りからタンク側までカットしています。
e0085968_2092371.jpg





この角度からみて、セパレートハンドルの逃げカット部がいびつに見えないよう、違和感を感じないようにカット。
何に違和感を感じるかは私の感覚ではありますが(笑)
e0085968_20101086.jpg


友人でもあるオーナーです。お任せでいいよ!と言ってくれましたので、個人的な趣味を出して楽しみながら進めさせて頂きました。




現状インナーカウルも付いてない・そもそもカットしている故に付かない・メーターも
シンプルな多機能メーター一つですので、乗車姿勢をとるとカウル内がスカスカ丸見え状態。
普段はカエリを作るのですが、すでにスカスカですので今回はカエリは無しにしました。
ですが、カットしただけではカウルがたゆみ易くなり、強度面も心配でしたのでこのように追加工しました。
e0085968_20124744.jpg




以前のバイクで良く見かけられた、フチを膨らませて強度を出すアレです。
e0085968_2013333.jpg




FRPで作っています。無しではカウルがたゆみましたが、追加工後はたゆむ事なくシッカリ感がでました。
e0085968_20132379.jpg


これは初めてしてみたのですが、予想以上にシッカリして自分でビックリです。

またカエリが無い事で、カウルの取り外しの際にはGPZ-R特有の取り外し方でなくても真っ直ぐスッと入ります。

カエリ作った方が楽ではありましたが、、(笑)



正面は今までと変わりなく。
e0085968_20134057.jpg





そして、元々のご依頼には無かったシートカウルの加工。
折角なのでシートカウルも大幅に加工してみよう!してみたい事があるんだ!
と話した所、その提案というか説得に乗ってくれました。

流石に全てお任せでは不安でしょう。
まだ脳と脳をUSB接続は出来ないのでイメージ画を製作。

要は、アッパーカウルカットとショートタンク化により、元々大きな印象のシートカウルが更に大きく感じてしまい、それを解消してみたかったのです。


シートの大きさ・造形が異なるサンプルイメージです。
イメージ加工の都合上タンクの位置関係が元とは異なりますが、その辺りもろもろ突っ込まないで下さいね(汗)

e0085968_2015940.jpg


昨今ハヤリの小さいシートカウルに。
小さいシートカウルのGPZ-Rと言えば、、、、、

そう!GPZ250R


もて耐が250ccのレースになった際、まだニンジャ250が発売される前の頃に
GPZ250Rの時代が25年遅れてやってきた!(笑)と耳にしました。

今回、イメージ画を製作しながら、形も30年遅れてやってきた!(苦笑)というのは私の雑感。




最終的に、シートレールの加工も考慮したこちらに決定。
e0085968_20172394.jpg





元々との差のサンプルです。
e0085968_2018953.jpg


この差を参考に加工していきます。




イメージ画はあくまで二次元。三次元になると予想以上に印象が異なりました。
加工が進んだところでおや?不細工だな、、。
e0085968_20193228.jpg


こちらも写真では解り難いのですが、シートのボテっと感が強いんです。
ここまでは、テールランプはノーマル使用シートレールは後部カットのみで済ませるようにしていました。
それがネックなんですよね、、。

提案(説得)に乗ってもらいまして、こちらも造形変更に挑戦してみました。



ノーマルテールランプ・ウインカーはそのままでは不可仕様。
e0085968_20202473.jpg


シートカウル天面には凹み加工を施し、よりシートが薄く見えるように。




もっと色々試みたいイメージは有ったのですが、落としこんでいくと、私もいいな!と思っている某社製のシートカウルにソックリになってしまいそうで、それは失礼ですから避ける意味でも凹ませました。
e0085968_20205615.jpg





ノーマルテールレンズも下部がはみ出しますが、使おうと思ったら使えますね。
e0085968_20222491.jpg





凹ませた結果、開けている前の部分にでもテールランプを埋め込めたら楽しいだろうな、、とも思っています。
でも道交法で駄目な位置でしょうね。
e0085968_20224374.jpg




以前、シートストッパー部に穴を開けて、小物入れのフタを作っていましたが、
今回は改めて塞ぎました。
e0085968_20234632.jpg




タイヤハウス側は社外テールランプの直付けに耐えられるようフタをしました。
e0085968_2024321.jpg


カーボンは補強の意味で使用し露出させる予定では無かったのですが、
露出出来そうでしたので、カーボン残しとしました。

実走行でリアが入った際、タイヤが干渉したらその部分は削って下さい。
元々ケツ上げキット組み込み車ですので、大丈夫だとは思いますが、、。




今回は、レース仕上げです。
e0085968_2025477.jpg




転倒によりフェンダーもダメージを負っていましたのでクリヤコートで綺麗に。
e0085968_20255944.jpg


小傷の凹みは残りますがそれなりに綺麗になります。



今回は単色ベースカラーに赤ゼッケン。
そこに各種ステッカーを貼って本来の完成です。
ステッカーの配置イメージも提出しています。
e0085968_20262022.jpg


ステッカーを位置関係を測りながら貼るには、それだけで大変な仕事量です。
経験者しかピンと来ないと思いますが、それだけでそれなりのコストが発生します。
また、現物での位置関係も好みが出ますので、好きな所に貼って貰える様オーナーにDIYしてもらう事にしました。

ステッカーにクリヤコート無しですと、飽きたら剥がせますので定期的なイメージチェンジにもいいです。



大変長らくお待たせ致しました。
本日、手渡し納品終了。
後はシートレール加工など頑張って下さい!
シートカウル後端なんて、数センチ単位で上下してしまうハズですから
好みのイイトコロ見つけて下さいね!


これからもGPZ-Rライフが豊かになりますように。
毎度のご依頼誠に有難う御座います。



組みあがったら写真宜しく~!


では~!
[PR]
by os_design | 2015-06-24 20:28 | 作業・完成品

日曜・イベント日休                  


by os_design