柚木 力選手 アライRX7RR5
2013年 11月 26日
毎年のご依頼誠に有難う御座います。今年はご友人の競艇選手へのリスペクトのカラーです。所謂ウェイン・レイニーパターンでは有りますが、ご友人が仕事で愛用されているのがレイニーカラーパターンで、そのレプリカ・アレンジです。作業はレイニーレプリカではなくご友人のレプリカ制作との姿勢で進めさせて頂きました。
アレンジの一つ。ご自身が好まれる銘柄の色に変更です。
ダクト類はクリヤかスモークでもOKだと思うのですが、極力塗るようにしています。
シンプルなパターンですが、規則性が有るのがこの時代のパターンだと認識しています。元はショウエイのパターンをアライに。新旧の資料を観察し造形的に無理が出そうな箇所等捨てる所と、大事にする所を取捨選択しながらの作業です。
岡山国際のインターST600のレコードホルダーでもある柚木選手。コースレコードホルダーって憧れます(笑)。そういえば先日、友人でもある先輩がCBRカップに遊びで参戦され、久し振りのレース楽しかったようです。もう昔々ですが鈴鹿SP250Fのシリーズチャンピオンの方なので、今のCBRカップとの比較で昔の鈴鹿のタイム(ニーゴーエフ)は何秒でしたか?と聞かれる様子。本人は忘れており40秒~50秒位だったんじゃない?今のCBRの方がタイヤも路面も違うし総合的に速いんじゃない?と。30秒+α位だったと思ってたのですが、そんなに速く無かったと思うよとの事。ネットで調べても古過ぎて出てこない、、昔の雑誌は既に処分済み。一体何秒だったんだろう、、、。岡山は45・6秒位は出ていた記憶がうっすらと有るんですが、、。ずっと気になっているので何方かご存知の方いらっしゃいましたら、ご教示頂ければ幸いです。確か最後のレコードホルダーは梁 明選手だったかと思うんですが、、。
閑話休題
パターンの辻褄合わせは正面を重視し後頭部最下部に皺寄せをもって来ました。
予め「JUN」ネームを入れる事を伺い、そのスペースとそれに伴う各部の平行具合や幅を確保し作業させて頂きました。この文字スペースの幅は正面のパターンから影響しますので、結果一番最後部の余白部分に皺寄せが来ました。
作業後半にその余白部分に追加の文字を!と伺い焦りましたが(苦笑)、事情を説明しご理解頂きました。レイニーレプリカじゃなくJUNレプリカなのでOKという事で一安心。
ご友人の車番はフラップに。
先日の怪我からの復帰戦は見事優勝で飾られた柚木選手。おめでとう御座います。
これで良い流れになるハ~~ズ!!
益々のご活躍を祈念致しておりますが、どうぞ怪我にはお気をつけて!(^^;
毎度のご依頼誠に有難う御座います。
PS 先日、筑波のテイストオブツクバを観戦し私見で感じた事が幾つか御座います。その一つに長年同じクラスに参戦される方を大事にされ、また結果を残される方は自他共に認められているな、、と。先日、岡山国際サーキットでモトレヴォリューションが開催されました。モトレヴォ前のモトルネ時代にマスターズ・マイスター制度というのができ、一定以上のタイムを出すと自動的に以降はマイスター・マスタークラスへの参戦が義務となる制度です。鉄フレームで参加してきた方はアルミフレーム車とごちゃ混ぜのクラスへ編入されます。今はクラス別表彰は有りますが当時はごちゃまぜです。当時から不満の声を耳にする事は多かったですが、今も裾野を広げる意味だと思うのですが継続中です。イベントレースとは言え一定以上のタイムを刻む方は言わばレース関連に使うお金も多いお得意さんです。そのお得意さんがそれを機会に辞めていく姿を多く見て来ました。レースに限らず何かしらの事を続けて行くと辞め時が難しいものだと思います。辞め時を探っていた方に丁度良い機会を与える制度は如何なものか、、と。今回のレースでも、これでもう辞め~!という方が。新規参加も大事ですがやっぱり継続して楽しめる制度も大事じゃないか、、とツクバで改めて感じた次第です。レースは情熱と比例してお金も必要な嗜みです。それを越えて参加される方は貴重な存在だと感じる昨今、大事にしたいものです。