GPZ-R サイドカバー塗装
2012年 08月 20日
左側が今回御依頼頂きましたサイドカバーです。
右側のサイドカバーは見本として活用すると共に、
文字の変更も承りました。
長年、こちらの文字の上にステッカーで色を変えたロゴを貼られていました。
左側の塗装を機に右側の塗装の御依頼も承りました。
右の元々のロゴが隠れるように・ご希望されるワンポイントになるような印象的なロゴを製作し塗装させて頂きました。
塗装前のサイドカバー。
作業風景です。
エアクリーナー部はカットを希望されましたので、リスクを御説明させて頂いた上で、カット致しました。ここはカットすると割れ易いんですよね(^^;
右側も慎重にカットです。
左側のサイドカバーは割れが各部に見受けられましたので念入りに割れを確認し溶着作業を行いました。
裏側には定番(?)のファンリレー(かな?)と擦れた痕が有りましたので、
表側をチェック。やはり定番の割れも発見です。
取り付け部シートレール差込部は欠損していましたので、先日ご紹介したキノコを使用し復活させました。
GPZ750・900R用サイドカバー取り付け部のキノコ製作・追記しました。
粗方見つかった割れを溶着後、塗装の下に隠れた割れを発見するために粗方塗装膜を削り落としました。割れが多い品は塗装の下に割れが隠れていたりします。余談ですが私のサイドカバーも念入りに確認したにも関わらず、後に割れが原因の「筋」が出てきました。結構隠れていたりします、、(^^;
削り込んだ後は、曲げてみたりと確認しましたが、大丈夫でしたので、、多分大丈夫でしたので次の作業へ、、。
そして、下地作業~プラサフ塗装~と経て作業を進めます。
文字部は細かい作業です。
老眼を感じるこの頃。いつまで出来るかな~(^^;;;;
そして上記のように完成しました。
そして納品後、問題発生!!
取り付けキノコの位置が悪く、テールカウルとの隙間が無い!とのご連絡を頂きました。
こちら送付頂きました画像です。
キノコの位置合わせには、現物合わせで装着確認済みでしたが、このままでは精神衛生上良くないですね。申し訳御座いません。
そして、ご連絡有難う御座います。
これまでサイドカバーの修復は数え切れない程こなしていますが、今回の事例を伺うのは初めてです。そうすると、過去内に留め我慢された方も少なからずおられたかも知れません。今更ながらですが、そのような方へ。申し訳御座いません。
ご連絡頂けたおかげで勉強になりました。
作業の都合上避けられない・避けがたいトラブルは確実に存在しますが、
そのような事例で無ければ可能な限り対応させて頂きます。
どのような事例かは、過去にも述べさせて頂いた事もありますが、また機会を設けて改めて。
サイドカバーを送付頂き修正します。
先ずはカットです。
固定にはエポキシパテを使用します。
パテ付け面は足付け研磨・脱脂を行います。
そして、位置を変更して装着しました。左右のズレと高さが低いとの事で調整しながらの作業です。
その後、私のGPZ-Rに装着して確認です。作業前にも装着して確認しております。確かにキツい状態でした。前回は別の車両で確認しています。丁度、シートが無い状態で入庫していた友人のGPZ-Rで、、。私のはタンデムステップがシートレール直付けで外すのに苦労する為、容易に確認出来る友人の車両だけで確認してしまいました。
無事隙間が生まれました。尚、私のGPZ-Rはこちら側のサイドカバーの取り付け部が
狭く、割れを生じ易い為タンクを浮かせて取り付けていますので、サイドカバーとの隙間は多くなっています。
以前はエポキシパテへの信頼は薄かったですが、最近は見直しています。
硬化後は黒に塗装し完成です。
発送後、無事に装着出来たとのご報告を受け安心致しました。
この度は失礼致しました。
ご連絡有難う御座います。
これからもGPZ-Rとのバイクライフ・カスタムライフを楽しまれるよう願っております。
御依頼誠に有難う御座います。
明日から遅いお盆休みを頂きます。
皆様にはご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご容赦の程宜しくお願い致します。