TakeUp様 GPZ1100(水冷)
2011年 12月 05日
どうでしょう~か♪。
さて、こちらは姫路のTakeUp様よりご依頼頂きましたGPZ1100。
オーナー様は私も面識のある紳士。
ご依頼は『赤』以外はTakeUpの田村主治医と私にお任せと言う事でした。
極力シンプルに、飽きの来ないようにシンプルに。
勿論、『派手は飽きが直ぐ来る』と言う意味では御座いません。
グラブバーです。
日々、バイクを眺める事が楽しくなるように、
また、お手入れが楽しくなるように、
艶々に仕上げております。
車体パターンは基本的にGPZ1100純正塗り分けパターンです。
アッパーのみが異なります。
タンクの文字はちょっとした御洒落、
カフスボタンの御洒落の様に、さり気無く派手にしてみました。
ベースの赤にも細かいフレークを散りばめておりますが、文字にも塗り分け表現のみならずフレークで飾りました。
フロント正面にも「Kawasaki」
GPZ1100(水)の特徴的なエアダクト。
見事な造形美。
この部分のみ純正パターンとは異なります。
塗り分けラインは造形を生かすよう無理なくシンプルに。
センターカウルレスですので、この部分は艶消し塗装でスッキリ見えるように。
「あの人のバイクは何か雰囲気が違う、、、」
は塗装ではこのような積み重ねが効きます。
効くと信じてます(笑)
テールカウル
1100を立体的に。
一見しただけでは解らない、複雑な形状なシートカウルです。
開発の方々のご苦労の賜物だったりして、、。
そんなご苦労の賜物に、田村主治医のアイデアで穴を開けました。
別角度から
内側の艶消し部分はアルミでワンオフ・ダクト製作された品です。艶消しに塗装しています。
「中にオイルクーラーを配置してあるので、負圧で熱気を抜く様な感じでダクトを!」
との事で、このように製作しました。
実際どれくらい負圧が掛かるかはお楽しみと言う事で、、笑。
余談ですが、
過去に、GPZ900Rのライト部にOILクーラー、サイドに負圧で抜くダクト、それを繋ぐボックスを
簡単に(いや、、困難でしたが、、笑)FRPで製作して取り付けた所、サーキット使用で油温が10℃下がりました。
街中では、、、忘れました、、、某「心眼.」さんの以前の仕様ですので、また聞いときます。
ウインカーも塗装しております。
意外と手間暇必要なウインカー塗装。塗装代で新品買えます(笑)
ミラーも塗装です。
意外と手間隙必要なミラー塗装。、、ミラーも同じく塗装代で新品(補修部品)買えます(笑)
またまた余談ですが、ウインカーのみならず純正ミラーも手間隙必要です。
PP素材ですので、傷はPP専用パテで補修するか、、若しくは別のワザで、、
PPプライマーの使用は勿論、表面の装飾加工を塗装に適した「ツルツル」にする作業、、、。
スクーターのインナー塗装・オフ車の外装塗装同様、適した作業手順を踏まないと、
艶が無い、直ぐに剥がれる、、等のトラブルになります。
デザインはシンプルながら、115時間の作業を要したGPZ1100。(デザイン・乾燥時間除く)
これからも「傍にはGPZ1100」の生活を楽しまれますよう願っております。
ご依頼誠に有難う御座います!