GPZ900RNinjaにオーリンズフロントフォーク(XJR用800mm)装着
2010年 12月 01日
私は、ライン引く際大量の試し引きを行います。貼っては剥がして捨てての繰り返し。ですのでマスキング作業時このような「玉」が出来上がります。
今日は丸一日マスキング作業の日でした。
今日は私のフロントフォークのお話。
昨月、オーリンズ正立を装着してみました。
今まで、ノーマルフォークをアドバイスを頂きながら自分でモディファイし乗っていました。
ストロークを減らしたり、オーリンズのスプリングに過度なイニシャルを掛けたり、、、。
曖昧な表現ですが「スポーツ感」は出てきましたが、如何せん結構ヒヤヒヤする場面も多々、、、。
先日の岡山国際BS走行会で限界を感じ、もう交換しようかな?。と。
ただ、ノーマルフォークでもまだ出来る事は沢山残っているかと思います。
アクスル系の大径化・カートリッジ式ダンパの装着等々。
私は、私には手っ取り早いと思われる交換を選びました。
早速、タイミング良く中古発見。そして仕入れ。
中古なので、取り付ける前に要内部確認だろうけど、
そんな事より「付けたお姿を早く観たい♪」ということで、
手元に来た状態でそのまま装着。
作業は勿論テイクアップ田村主治医様。
主治医と 「なんか固いフォークだな~。このままサーキット走れそうだな♪」
な~んて話してムフフ♪。
確かに塗料でネジ部のマーキングが施して有りましたので、前オーナーはレース使用かな?とも思えるフォークでした。
、、でも硬すぎ
((((;゚Д゚))))
多分、中身が何かおかしい。
まず!トップキャップを開けてみよう!
あちゃ~、右側だけトップキャップが噛み込んで素直に外れない。(滝汗)
おまけに左右の減衰力が全然違う。
いやな予感は確信へと変わりつつある、、。。
トップキャップ、なんとか外す。
そしたら、、
右側だけ、伸び側ダンパ調整用のプッシュロッドの反力が無い、、、 (激汗)
原因なんだろう、、、。
トップキャップの噛み込みの激しさから察するに、ニードルが噛み込んだのか!?。
それか、、、、もしや、そもそもリターンスプリングが入っていないとか!?
そんな訳無いわな~!?
現状、右側だけ「伸びダンパ常時最強」状態。
嫌な予感は確信から的中へ。
仕方が無いので、面倒臭いけど早速分解。
すると、トップキャップ噛み込みに続いて「壁」が一杯
なんとか外して、バネを抜こうとしたら、、
んん!?
んんんんん~~!?
なんだ、このOリングは。
フリーな状態の変なOリングが出てきました。(激汗)
益々心配。
しかし、これぞ中古の醍醐味。
次に、カートリッジ外すの大変
工具も作ったけど直ぐにナメる。
聞いた話じゃ「トルク1キロくらいだからチョチョイだよ」
だったけど、これは固い固い。前オーナーが締めたのかな?
仕事場は今もネット無し。自分で考えて造った分解工具がこれ。
ホームセンターコーナン製のステンパイプ。
ほんま、、何度爪が折れた事か、、、
折れる度に爪を削りだし
(ネット未開通な仕事場なので、後日ネットで調べたらこのパイプを使ってバッチリな工具を造っている方を見つけました!。あと一歩だったな~(笑))
そして問題の調整ニードルが入っているダンパの先っちょ分解。
あ~~!!バネ入ってないわ~~
どこ行った~~バネ~~!?。
バネ無いか、、、そりゃ伸び側調整ネジを緩めても変化ないわけだ、、。
ネットで見つけたその画像。倒立ですが。
このバネ無い
そこでホームセンターコーナンで購入したスプリング登場。
切って長さを合わせて入れました。
ええ、。庶民の味方コーナンの血が入った素敵なオーリンズになりました 。
オーリンズならぬコーナンズフォークです!。(byおかきさん命名)
例のOリングは用途不明でしたが、帰宅後ネットで調べていたら同じ
事例を経験してた方発見!
ここに入っているOリングが外れて上に「上がっていく」との事。
むぅ、、焦った焦った。
ここのOリングやったんやね♪。
良かった良かった♪。
しかしながら、組み立て時は何のゴムか分からんから、
見なかった事にしてここに付けちゃった♪
ストロークセンサー用。
手遅れw
無くてもいいやw
また、いつか分解時には中に新品入れようっと 。
純正品は専門ショップ以外、入手不可みたいだから、なんか適当に探そうっと♪。
時間を戻して、、組み立て。
でも、左右同じ減衰力にならない、、
シムの組み方間違えたか?
バルブの方向間違えたか?
何度もバラして組み直すが、さほど良くならない、、。
で、
左右違うのは市販車でも、レース用でも有るし
「ま、ええっか」で諦め。
っていうか、6時間以上も同じ事していたら飽きました。
心が折れました。
仕事では6時間く位じゃ根を上げないんですけど、、、、ね。
マスキング6時間とか普通です(笑)
そんなイッパイイッパイの状態で作業しているから、、 、、。もういいやって諦めてご機嫌さんでフォークオイルを入れてたら、、、、
ドレン開けっ放しで、フォークオイルジャジャ漏れ、、、 。
、、もうほんま疲れました。トドメを刺された思いです(自業自得)
片側分のフォークオイルを駄目にしたので、もう片方は気を遣うぞ!
丁寧にするぞ!!
と、
そ~~っとオイルいれました。インナーチューブの中見ながらそ~~っと。
泡も立ってない、うん。OK。
そろそろ規定量入れたかな~~。もういいだろう~~
って顔を引き上げると、
足元にオイルがそ~~~っと広がっていました。
こっちもドレン開いてたか~~(激汗)
はぐれメタルをあと一撃!って時に逃げられる悔しさに似ていました。
もう、マジでほんま疲れました。
皆さん、イパイイパイの状態での作業はロクな事になりません。
どうぞお気をつけ下さい
え!?分かってる!?
どうもすいません、、、w
又、後日、冷静に考えたら、左右の減衰力の差は、恐らくダンパのエア噛みだったんだろうと苦笑。
前途多難な方が良き思い出になるという事を信じて、、、汗。
PS
今の所ポン付けですが、元々レートが高いっぽい(レート不明)スプリングでした。私にはそれのおかげかポン付けの割には好印象です。
サスにせよ、何にせよ付けてからがスタート、一箇所変えただけで良くなると思うな。良くなる訳が無い。全ては目的にバランスと教わって来ましたので、これからの作業が楽しみです。
長々とご拝読頂きまして
誠に有難う御座いました。