大阪 K様 GPz750R
2010年 08月 18日
大阪 K様より
GPz750Rのペイントのご依頼承りました。
高1で大型二輪まで一気に取得し、イキナリニンジャデビューのK様。
そういえば長い付き合いでもあるのでK様とは御堅い。
以後らっと氏で(笑)
ZX750G1記事
所有期間20年余りの為リフレッシュの一環でリペイントです。
仕上げは通常仕上げ・塗装肌残しです。
タンク文字等最早純正デカールなぞ有る訳も無くペイントで再現。
750RのG1オリジナルはこちら。
らっと氏、この750R購入時に載せていたタンクです。
当時品を見ていつも思うのですが、当時はデカールじゃなく「塗り」で文字を入れていたような感じですね。
銀のラインも塗りっぽい。
銀の線はガタガタ。Z1の当時品もガタガタ。
当時はそれも手作業の「味」だったのだろうと推測します。
大事なのは、ガタガタが真っ直ぐで有るかどうかよりも、作業者の想いがこもっているかどうか。
以前にも述べさせて頂きました「作業の粗」と「作業の味」の差。線引きはそれぞれなので難しい所です。
私は大半は「粗」と感じられるのだろうと考えております。
ニンジャ乗りでもある、FRP関連業者のTさん製作の新型サイドカバー
ペイント前。
エアクリーナーカバー部をカットしてリブで補強された逸品です。
いや~、このサイドカバー見て驚きました。
私、「パリッ!と仕上げて」とのご依頼の際には純正・社外関わらず例え表面に傷が無く簡単な足付け研磨でペイント作業開始出来る品で有っても各部を削り込む事で可能な限り面出し・エッジ出し作業を経てプラサフ塗装・プラサフ研磨の後本塗り作業としていますが、こちらの品は元からそのような作業を経たかのような仕上がりで同様の作業を行っていたペインターの作業を軽減してくれる逸品です。
すなわちエッジが見事に出ており面も綺麗です。と言う事は純正の「エッジは丸い・面は出ていない」品と比べると純正嗜好な方には適さないかも知れません。
流石、2輪4輪各モーターショーや有名所の仕事をされるだけの腕前です。
まだ、本発売は未定なようですが、リペイントの際サイドカバーの購入を検討される方は是非ともこの品で宜しくお願い致します。
先日、乗って来てくれました、らっと氏。
配管やエンジンカバー類もペイントし見栄えがかなり向上。
ハンドルネーム「らっと」を改めなければならない勢いで綺麗に。(笑)
16歳で初めて購入したバイクがこのGPz750R。
動機は単に一番安かったから。との事。映画トップガンに出て来るこのカラーリング。影響は?と聞いてみた所、特段影響は受けていないと。真面目に高校生が買える値段だったナナハンで一番安かったのがコレだったと。
固定観念・先入観で乗り手像を決められる事が多いですが、大半はそうでは無いので皆様どうぞ宜しくです。
初めて買った大きいバイクを20年余り経た現在もメイン車種としてガレージに鎮座しているとは羨ましい限りです。
購入当時のカラーに戻すと当時の気持ちや思い出も蘇りそうですね。
エンジンはダウンドラフトに換装。
仲間内では6速高回転域が回らない、恐らく空気が足りないんだろうと評判芳しくないダウンドラフトですが、
そんな事は百も承知のらっと氏。キャブが上向いていることに意義が有るとの事。
王道よりも脇道、皆が右向いたら左へ向くらっと氏。非常に私も近い感性を所有していますので深く感銘致します(笑)
次の10年・20年を見据えてリフレッシュ
これからもその先まで乗り続けましょう!
毎度のご依頼
誠に有難う御座います。